間違えやすいホクロとイボの二つの違いについて
ホクロとイボって一見同じように見えることがありますが、この二つには大きな違いがあります。
適切な対処をするためにも、まずはそれぞれの特徴を知っておきましょう。
早速ですが、ホクロとイボの扱いの注意点についてご紹介します。
それぞれの特徴をチェック
ホクロの特徴
ホクロはメラニン色素を生成するメラノサイトが集まった母斑と呼ばれる先天性奇形。
ホクロは黒いシミのように見えるもので、顔や首、体全体にできます。
先天性奇形といっても決して異常なものでなく心配するものではありません。
ホクロがある人はとても多いですよね、ホクロは周辺よりもメラノサイトが多い為に、奇形として呼ばれるだけのことです。
ホクロは健康上問題になるものではありませんので、できる位置により目立ってしまう場合があります。
イボの特徴
イボは皮脂腺が集まった部位にできる塊や、ウイルスが原因でできるなど種類が様々です。
小さいものから大きいものではサイズも色々ありますが、ほとんどの場合は良性で体に与える影響はありません。
稀に痛みを伴うなど、悪性のイボもありますので注意が必要です。
イボの種類
イボはホクロと異なり種類がいくつかあります。
尋常性疣贅
顔や手にできるイボ。
皮膚の傷からウイルスが侵入してはじめは小さな隆起から始まり、最終的には灰白色になることもあります。
扁平疣贅
肌色と同色で平坦なイボ。
顔や手の高にできることが多く、そのままに放置しても問題はありません。
しかしウイルスが原因の場合は、かゆみや腫れなどの炎症が伴いますが、自然と消えてなくなる可能性もあります。
老人性疣贅
イボの中でも多いタイプがこの老人性。
肌の働きが老化するとともに発生する小さなボツボツです。
首や胸などに広がり、色は茶褐色や黒い色の腫瘍。
高齢者にできやすく、そのままに放置しておいても体に問題はありません。
最近では生活習慣などが影響し、若年層にもできることが多い老人性イボ。
見た目が気になる方は病院で除去する人もいます。
老人性疣贅とは?老人性イボとも呼ばれるイボができた時の対処法
レーザー治療のメリットとデメリット
ホクロとイボに違いはありますが、どちらもレーザー治療で除去することが可能です。
レーザー治療のメリットは
- 治療時間が短時間で済む
- 即効性がある
などがあります。
しかしそれだけでなく、レーザー治療にはデメリットがありますので、理解しておく必要がありますね。デメリットは
- 痛みがある
- 施術後はかさぶたがしばらく残る
- 再発の可能性がある
これらの良い点を悪い点を理解したうえでホクロもイボも治療をしないといけませんね。
ホクロもイボも大きくなるタイプや炎症をおこすなど、状態が変化するものは危険な場合もあります。
ホクロではメラノーマと呼ばれるガン化した腫瘍もありますので、早めに治療を受けないといけません。
気になる場合はどちらもまずは医療機関で診断をうけましょう。
まとめ
肌は老化とともに皮脂や古い角質などが硬化して表面に残ってしまいます。
時にはそれが黒くホクロのように見える場合もありますので、普段のスキンケアを行い、肌の状態は常にチェックしておくことが大切ですね。