軟性線維腫は首にもできるイボ?原因と対策について
軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)と聞くと、ちょっと怖い病気のようなイメージを受けますが、これは首、瞼、脇の下にできるイボの一種です。
痛みがないため、気が付かない人も多いようです。
では軟性線維腫とはどんなものか、原因と対策について見ていきましょう。
軟性線維腫の特徴・症状について
軟性線維腫は皮膚の良性腫瘍のひとつです。
それほど大きなものではないので、体にできても気が付かないことがあります。
ぱっと見ただけでは皮膚と同系色をしているため、判断しにくいこともあり、できやすい部位は首を始め、股間、乳房、瞼、脇の下などがあります。
軟性線維腫ができやすいのは50代前後、加齢とともに発症率が高くなる傾向があります。
軟性線維腫はコラーゲン線維で、たんぱく質がメインです。
皮膚で包まれた血管などで構成されています。
小さい軟性線維腫は別名「スキンタッグ」「アクロコルドン」とも呼ばれ、悪性ではないので放置しても大丈夫なのですが、皮膚から飛び出しているため、衣類やアクセサリーにひっかかり傷がつく可能性があります。
軟性線維腫の対策方法
軟性線維腫の原因ははっきりと解明されていない部分も多いのですが、脂肪が集まるブラジャーのストラッフ周辺にできやすいなどの特徴があります。
このような皮膚と摩擦が多い部位は、軟性線維腫が多発しやすいため、誰にでもできる可能性があるイボです。
対策方法としては
などが医療機関で治療として行われています。
処置時間は短時間ですが、治療後に跡が残る場合もあり、目立つ首などは慎重に行う必要がありますよね。
本格的な治療を必要としないタイプも多いので、よほど気になる場合はまず医療機関で相談してみましょう。
保険適用外になることが多いので、医療機関での治療はコストも確認しておきましょう。
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軟性線維腫を予防するために始めたいことは
軟性線維腫はそのまま放置しても大丈夫なのですが、肌が老化するとともに皮脂や角質が皮膚に溜まりやすくなります。
新陳代謝を活発にしないと、イボは大きくなる可能性があるので、病院で治療を受ける程の状態になる前に、普段のスキンケアを見直すと安心ですね。
首のイボには専用クリームがありますので、肌のターンオーバーを活性化するためにマッサージがオススメです。
皮膚が柔らかい部位は、外部からのダメージを大変受けやすく、今はそれほど目立たなくても、いずれ突起物として不快なものに進行する可能性があります。
首のイボクリームは皮膚に残る角質などの塊を綺麗に取り除く効果があり、治療のような痛みも跡が残る不安もありませんよ。
まとめ
首のイボ専用クリームは体全身にも使えますので、軟性線維腫ができやすい脇の下や胸などもお手入れができます。
残念ながら肌の老化をストップさせることはできないので、普段のお手入れで肌を活性化することをまずは意識したいですね。