老人性疣贅とは?老人性イボとも呼ばれるイボができた時の対処法
老人性疣贅という名前を聞いたことがあるでしょうか。
あまり耳にすることがない老人性疣贅とは、脂漏性角化症と同じものですが、一般的には老人性イボという通称で呼ばれるものです。
年齢をある程度重ねた方の顔には、この老人性疣贅や、シミなどがたくさんあります。
自分の顔の場合でも年を取ったから仕方がないと、諦めている人も少なくないでしょう。
果たして、年齢的なものだけが老人性イボを作り出しているのでしょうか。
老人性イボの正体を知ると、年齢リスクはあるにしても、その他の要因でできてしまっている人も少なくないのです。
老人だけが悩むイボというイメージですが、実は若くとも発症してしまうものですので、ここからはその原因と対処法について見ていきたいと思います。
老人性疣贅とはどのようなものを指すのか
では、加齢によってできてくる、この老人性疣贅とはどのようなイボを指すのでしょうか。
老人性疣贅は顔や首などにできる、ぽつぽつとしたイボで、これは良性の腫瘍でもあります。
首や顔などの皮膚の薄い柔らかい部分にできやすく、肌刺激や紫外線などの外部ダメージが原因となります。
痛みやかゆみがあらわれないため、目立たない部分にできてしまうと大きくなるまで気が付かないというケースも良くあるのです。
良性のため放置していても体に害はありませんが、放置したために数が増えてしまったり、老人性疣贅が大きくなってきたり、色が濃くなってきたりするという場合も多く、早めの対処をオススメします。
衣類やアクセサリーの擦れでも生じる
老人性疣贅は、衣類やネックレスなど貴金属などの擦れで生じる事があります。
これは、老人性疣贅が首や胸に多く見られる事が、考えられる理由の1つです。
些細な摩擦も積み重なれば肌にとっては大ダメージになるため、首やデコルテに老人性疣贅が多く見られる場合はタートルネックや貴金属の着用は控えましょう。
老人性疣贅の予防法
老人性疣贅は加齢による肌の代謝不良や、ターンオーバーが長期サイクルに変わってしまう事で生じやすくなります。
ですから、それらを引き起こさないための生活スタイルが望まれます。
以下にあげるのは、日常的にできる対策です。
食生活の改善
肌の代謝を促すビタミンCや、ビタミンB群などが豊富に含まれている野菜や果物を積極的に摂取しましょう。
三食にそれら全てをバランス良く入れる事が難しい場合は、補助的にサプリメントの使用も良いですね。
首イボに効く食べ物を紹介!悪い食生活を改善してキレイな首元に!
睡眠改善
肌の再生や老廃物の排出を担う成長ホルモンは、睡眠中にもっとも活発に分泌されます。
肌の健康を保ち、日中に受けたダメージを回復するためにも、十分な睡眠時間と良質な睡眠は必須です。
ストレスや頻尿など、睡眠を阻害する要因がある場合はできるだけ改善し、取り除くことが大切ですね。
また最近ではスマホのブルーライトによる睡眠への悪影響が深刻化しています。
できるだけ夜間はスマホを使用せず、夜更かししないようにしましょう。
喫煙は控える
喫煙は、肌代謝をサポートする有効成分、ビタミンCの吸収を破壊してしまいます。
老人性疣贅だけでなく、美容上の、あらゆる改善にストップをかけてしまう要因です。
いきなり禁煙することはできなくても、まずは本数を減らす事からトライしてみてください。
自分一人では禁煙できないという方には、医療機関の禁煙外来などを利用することも有効です。
肌の健康だけでなく全身の健康を守るためにも、タバコの本数を削減して肌全体の代謝サイクルを正常化させてあげましょう。
紫外線対策をする
老人性疣贅ができる箇所をよく見てみると、同時にシミができているケースが多く、実は紫外線の影響がとても大きいことが分かります。
老人性疣贅とシミ、どちらも予防するには、紫外線対策が一番有効な手段となるのです。
忘れがちなのですが、紫外線対策は夏だけではなく、一年中する必要があります。
また朝に日焼け止めを塗ったから一日中大丈夫だと油断しがちですが、日焼け止めの効果は数時間であったり、汗などで流れてしまいます。
こまめに日焼け止めを塗り直す、手袋や日傘、帽子を活用することが大切です。
老人性疣贅の対処方法は?
では、老人性疣贅を見つけたら、いったいどのように対処したらよいのでしょうか。
老人性疣贅への対処方法は、大きく分けておもに2つあります。
病院での治療
老人性疣贅の病院での治療方法は主に以下のとおりです。
良性のイボを取り除くという意味では、液体窒素など保険適用範囲で治療する事ができます。
美容上の目的があってレーザー治療法を受ける場合は、保険適用外となりやすく、費用も高額です。
老人性疣贅の大きさや範囲によって、治療方法が異なってくるので、主治医と良く相談の上、治療方針を決めるようにしましょう。
医療機関での治療については「皮膚科での首イボ治療方法とは?費用や料金、健康保険は適用される?」でもまとめているので併せてチェックして下さい。
病理検査が必要な老人性イボもある!
実際に老人性イボを取り除いたけれども、病理検査に回されるケースもあります。
と言うのは、老人性イボと皮膚ガンの一種が酷似しているからです。
皮膚ガンは年齢関係なく生じるため、早めに診断をつけてもらう必要があります。
また、血縁者にそうした皮膚ガンを患った人がいれば、そうした内容を医師に話しておくと良いですね。
自宅でのセルフケア
皮膚科で悪性腫瘍やウイルス性のイボでないと診断された場合に、自宅で老人性疣贅をケアする方法があります。
それがイボ専用のクリームの使用です。
イボを除去するために有効な成分がたっぷりと含まれているうえ、イボが治った後のアフターケアとして肌の状態を整えたり、跡が残らないようにする成分も同時に配合しています。
20代でもできてしまう老人性イボ
老人性イボは、早くて20代でも発症してしまいます。
20代でも首にイボができる?!20代の首のイボは老化現象なの?
特に、サマースポーツやウインタースポーツなどを盛んにされている方は、紫外線に当たる機会や量が多いため、紫外線の影響を受けていない同年代と比較するとかなりリスクが高まります。
また、年中野外で作業をするような職種や、オフィス内といってもデスクの定位置が紫外線を受けやすい場所である人なども老人性イボが出来やすいといえるでしょう。
それに加え、遅くまで飲み歩く事が多ければ寝不足となり、ターンオーバーも乱れて、余計に老人性イボのできやすい肌環境になってしまいます。
若いからと言って安心と言う事では決してありません。
イボ専用ケアで無理のない老人性イボ除去を!
紫外線や摩擦などの肌ダメージを軽減するには、肌環境の健全化とバリア機能を向上させることが欠かせません。
イボ専用クリームには、肌機能を正常にしたり、保湿しバリア機能を向上させる成分が豊富に含まれているため、よりイボの出来にくい肌にしてくれるのです。
時間に都合をつける必要もなく、医療機関に通う手間も必要が無いため、経済的にも身体的にも非常に楽な治療方法だといえるでしょう。
老人性疣贅ができてしまったら、そして今ある老人性疣贅を大きくならないようにするために、なるべく早くイボケア専用商品を活用して、自宅でのセルフケアをするようにしましょう。
イボケアの成分とは
イボケアの成分は、ハトムギエキスや杏エキスなどの植物性成分が多く、肌全体に潤いを与えて炎症も抑えるアロエなども配合されています。
それに加えて、肌の保湿を十分に補い、角質を柔らかくしたりターンオーバーを正常化させたりするヒアルロン酸やプラセンタなどの成分などを配合しているものもあります。
さらに、スキンケア効果の高いオールインワンジェルタイプなどもあるため、イボだけでなく、肌全体の美しさを保つなどの用途が広がります。
多種あるイボケアを比較して、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
まとめ
老人性疣贅は、あるだけで見た目年齢を老けさせてしまう要因になるため、それを解消することは、見た目の若々しさ、美しさを保つうえで非常に重要な事なのです。
老人性疣贅は放置していても良くなるとは限りません。
老人性疣贅で悩んでいるのであれば、まずはぜひイボ専用クリームやイボケア商品を使って、少しでも早くセルフ対処を始めてみましょう。